じねんじょの里だより

半夏生(はんげしょうず)

半夏(からすびしゃく)が生えると田植えを終えるのが目安、このころ半化粧(はんげしょう)のくさのはも白く染まる。今日の野菜たちと摘み野菜の一皿

夏至 七十二候 初候 なつかれくさかるる

恵みの雨が降り注ぎ植え付けた作物はすくすくと成長、一年で一番日が長い夏至を過ぎると夏にむかって暑さが増していきます、冬に芽をだしていた夏枯草 (がごそう)が枯れてゆくころ、、夏の花が咲く時機に枯れ行く花を思う、やさしさの現れる言葉。少し前まで勢いよく育っていたイタリアンパセリ、ゴールドタイム、スイスチャートも(なつかれくさかるる)になりました。

迎え梅雨

はっきりしない木曜日、朝の天気は日差しがありますが午後は雨模様、もう梅雨入りかもしれません、今年の柏葉アジサイは大きな花を咲かせました、窓越しのぐみのみ、ようやく終わった田植えとこれから借り入れの麦、季節は変わりますね。

七十二候 ベニバナさく

小満 次候 ベニバナ咲くとあります、古代エジプトから染料として利用されていた紅花、あたり一面に咲くと化粧の紅を取るため花摘みが始まる、

五月二十一日日ごろから六月五日までを小満と呼びそれぞれに旬の農業行事が表現されており合わせた農作業や食の表現が表され季節を改めて感じるように工夫されている、季節の節目にできた食べ物は健康の源、昔の人の知恵でもあります。

 

二十四節気 小満 (しょうまん)

麦の収穫、田植え、蚕の世話、(今はあまり見ませんが)作物や生き物が成長の節目を迎えると農家は活気に満ちあふれ、猫の手も借りたいほど大忙し、梅雨を前に麦は黄金色穂を揺らし、収穫のときを待っている、田んぼは田植えの準備に追われ(猫の手も借りたい)ほどの忙しさ、昔からこうして北農家はこの時期に限らず猛繁殖期は近所同士助け合う(結い)が今でも残りお互い様の精神が今も残っています、自然薯の所在地は栃木県の南部、絹村、、と言われるところにあり、蚕で繭を作り糸を紡ぎ絹織物を農家の副業としてきたところです、今もすぐそばは結城紬の産地、桑の木も多く残ります、自然薯のシンボルツリーも山桑の木、60年たった木で毎年桑の実を沢山付け元気を示します。